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研修用シミュレーター研修について

 山梨大学医学部産婦人科における実習および研修の特徴としては可能な限り「体験型」の実習、研修にしていこうと考えています。一般的に、講義を聴講する授業より体験する授業の方が数か月後に学生の記憶に留まっていることが証明されております。 婦人科手術や帝王切開、経腟分娩などの見学は重要でありますが、やはり自らが手を動かし体験することにより理解できるような実習が望ましいと考えています。しかしながら大人数の学生や研修医が実際の患者さんや妊婦さん、新生児の診察を長時間にわたって行うのは困難です。

 そのため、当科では学生実習、初期研修・専攻医研修を通じて研修用シミュレーター機材を用いた研修を積極的に行っております。シミュレーター研修では、手技習得の初期段階や洗練された手技習得への訓練を行う場合には非常に有効であり、かつ、上級医の助言を時期を逸することなく得られる研修になることが最大のメリットとなります。また、臨床研修と併せて個人の自由時間に行えることもメリットのひとつです。当科で使用している研修用シミュレーター機材について紹介します。

婦人科内診用シミュレーター

 婦人科内診の手技を習得するシミュレーターです。子宮の大きさ、子宮筋腫、卵巣腫瘍やその可動性などを診察します。また、診察の基本となる腟鏡診も行うことができます。

産科内診用シミュレーター

 産科内診の手技を習得するシミュレーターです。子宮口の開大度、展退度、児頭下降度や児頭の回旋異常などを診察します。

 

産科分娩介助・急速墜娩用シミュレーター

 経腟分娩の直接介助と急速墜娩の手技を習得するシミュレーターです。分娩時の直接介助の訓練や肩甲難産への対応を習得できます。また、鉗子分娩や吸引分娩といった急速墜娩の訓練を安全に行うことができます。

 

産科CTG診断シミュレーター

 産科の分娩進行中に行うCTG(胎児心拍数陣痛図)モニターの診断を習得するシミュレーターです。胎児心拍の異常、早発一過性徐脈、遅発一過性徐脈、変動一過性徐脈の判別を行い、その対応方法を習得します。

 

新生児蘇生シミュレーター

 新生児の蘇生訓練を行うシミュレーターです。蘇生のための基礎的手技から、新生児蘇生のアルゴリズムにのっとった訓練まで行うことができます。新生児の心拍数、呼吸状態、皮膚色、筋緊張などの全身状態を判断し、必要な蘇生手技を有効的に行えているかが確認できます。

 

経腹・経腟超音波用シミュレーター

 経腹・経腟超音波の手技を習得するシミュレーターです。
   経腹超音波用には妊娠初期~後期を通じた正常妊娠や、多胎などを含めた異常妊娠の画像が収録されています。各パターンの設問に合わせ、計測や観察手技を身につけます。
   経腟超音波用には産科疾患と婦人科疾患の両方が収録されており、子宮筋腫、卵巣腫瘍、切迫早産、前置胎盤などの計測や診断を行います。

 

縫合シミュレーター

 縫合の手技を習得するシミュレーターです。産婦人科は開腹手術はもとより、産科会陰縫合などで日常的に縫合技術を要しますが、対象患者は女性であり審美的な縫合手技が求められます。縫合の基礎から産科縫合などの応用までを習得することができます。

 

腹腔鏡シミュレーター

   腹腔鏡の手技を習得するシミュレーターです。硬性鏡やモニター、鉗子・持針器など実際の手術を行う環境に近い設備を備えています。腹腔鏡手術の特性を理解し、手技の基礎を身につけたり、縫合などの訓練に用います。

 

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