研究内容

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生殖内分泌

研究背景

 生殖医療の臨床面においては、一般不妊治療、鏡視下手術、補助生殖医療を積極的に行っています。ARTの施行回数は、国立大学病院の中では多く全国3番目です。特に顕微授精は、圧電素子を用いたPIEZOで行っており、胚培養士ばかりではなく、医師も顕微授精には熟練しており、この技術を用いて、マウスのICSIや、クローンマウス作成に役立てています。

 研究面においては、精子機能検査に重点を置いています。一般精液検査は男性不妊症診断の根拠となるものですが、必ずしも精子の受精能を反映しているものではありません。精子機能検査は、精子機能すなわち精子の受精能を、判定するものです。
   IMSI(Intra-cytoplasmic Morphologically Selected Sperm Injection:高倍率の顕微鏡による精子形態検査)、精子核の成熟性を判定するアクリジン・オレンジ染色検査、フローサイトメトリーを用いた精子ミトコンドリア機能検査などを行っています。精子機能を知ることで、体外受精や顕微授精など、症例に応じた適切な治療法を選択することができます。

研究内容

 無精子症では、泌尿器科と協力して、精巣精子を採取し、顕微授精を行っていますが、精子の得られない症例は、現時点では治療をすることができません。そこで、体細胞から、クローン技術を用いて、配偶子を作成する技術の基礎的研究を行っています。

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