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生殖医療センター

 当院では、2005年10月から、生殖医療センターを開設しました。

 生殖医療センターでは、人工授精、体外受精、顕微授精のための精子の調製、精子の凍結・融解、採卵、媒精、顕微授精、受精卵凍結・融解、胚移植などの生殖補助医療を専門的に行っています。日本哺乳動物卵子学会で認定された胚培養士を含めて二人の胚培養士が、常時受精卵の管理を行っています。

(1) タイミング指導

 当院のタイミング指導による妊娠は、6か月以内がほとんどです。6か月過ぎた場合、人工授精などの治療にステップアップすることが一般的です。

タイミング指導による妊娠例の観察期間ごとの割合

(2) 人工授精

 2019年は人工授精を231症例行いました。妊娠例は16 例でしたので、妊娠率は6.9%でした。
 当院では人工授精は5回程度施行したところで妊娠しなければ体外受精へのステップアップを考慮します。それ以上の回数の人工授精を施行しても、妊娠例が少ないからです。

人口受精の回数と妊娠率

(3) ART;Assisted Reproductive Technology(生殖補助医療技術)

 ここ数年のARTの成績は以下の通りです。近年は2011年と比べて凍結融解胚移植の割合が増加していますが、全国的な傾向と同様です。
 2019年は採卵数が減少しました。これは、子宮や卵巣の手術を必要とするような高度な不妊治療や、若年がん患者のための妊孕性温存療法に照準を置いた体制に変化したからです。当院は大学病院としての役割を重視し、地域の産婦人科クリニックと連携して不妊治療を行っています。

 

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
IVF 採卵数 182 204 224 298 268 245 285 265 175
移植数 60 80 75 82 100 122 111 100 54
妊娠数 15 25 21 21 22 28 23 21 16
対移植妊娠率 25% 31% 28% 25.6% 22.0% 23.0% 20.7% 21.0% 29.6%
ICSI 採卵数 180 212 221 197 294 275 214 200 172
移植数 44 56 48 30 78 109 89 62 40
妊娠数 3 5 11 8 14 18 22 15 8
対移植妊娠率 6.8% 8.9% 22.9% 26.7% 17.9% 16.5% 24.8% 24.1% 20.0%
凍結融解
胚移植
移植数 205 242 250 286 328 293 328 336 319
妊娠数 57 78 83 89 116 113 93 89 100
対移植妊娠率 27% 32% 33.2% 31.1% 35.4% 38.6% 28.4% 26.4% 31.3%
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